Apple Vision Pro
ホロラボ の Apple Vision Pro に関する取組み
 ホロラボでは Apple Vision Pro が米国で発売された2024年2月にハワイの Apple Store にて購入して、いち早く Apple Vision Pro のアプリケーション開発を開始、ホロラボ社内やお客様と新しい空間コンピューティングの活用について議論を重ね、様々なシナリオでの活用例を実際に動作するアプリケーションとして開発をしています。
 Apple Vision Pro に関するコンテンツのデモや体験会、導入に関するご相談、 コンサルティング 、 受託開発 などお気軽にお問い合わせください。

 2024年4月には「Apple Consultants Network」のメンバーとして認定を取得し、Apple Vision Proに対応したアプリケーションやサービス提供のみならず、visionOSを搭載するApple Vision Proを顧客業務環境に広く導入するための支援を行っています。
 ※Apple Consultants Networkは、Appleおよびサードパーティのソリューションを専⾨とする独⽴系プロフェッショナルサービス プロバイダとテクノロジーコンサルティング企業のグローバルコミュニティです。 詳細はこちらをご覧ください。
Apple Consultants Network
Apple Vision Pro とは
 Apple Vision Pro は高精細なディスプレイ、高品質なカメラから取り込んだ実世界の投影から、いままでにない体験ができ、このコンピューターの中でエンターテイメントやビジネスのアプリをディスプレイの制限なく利用できます。アプリは visionOS 専用のアプリのほかに、iOS/iPad OSのアプリも(開発会社の設定により)利用可能となっており、ZoomやMicrosoft TeamsをはじめとするOffice製品、XやChatGPTのような日常で利用するアプリなど、普段で利用している多くのアプリはすでにvisionOSでの利用が可能になっています。
 Apple Vision Pro はFaceTime通話の拡張として、Apple Vision Pro ユーザー同士の3次元空間を共有することができます。これによって遠く離れたユーザー同士が、例えばデジタルホワイトボードや3Dモデルを自分の目の前にあるように共有して他の人と一緒の活動ができます。
 さらにAppleのハードウェアエコシステムの中でiPhoneやiPad, Macなどと連携をすることで、お互いのデータの共有(AirDrop)や自分が見ている映像の共有(AirPlay)のように自分と相手の間のコミュニケーションをシンプルに実現できます。

 Apple は Apple Vision Pro を下記のように表現しています。

Appleは本日、デジタルコンテンツを現実の世界とシームレスに融合しながら、実世界や周囲の人とのつながりを保つことができる革新的な空間コンピュータ、Apple Vision Proを発表しました。Vision Proは、従来のディスプレイの枠を超えて広がるアプリのための無限のキャンバスを作り出し、ユーザーの目と手、声という、最も自然で直感的な操作方法によって、完全に3次元化されたユーザーインターフェイスを実現します。世界初となる空間オペレーティングシステム、visionOSを搭載したVision Proにより、まるでデジタルコンテンツが自分のいる空間に物理的に存在しているかのように楽しむことが可能となります。画期的なデザインを備えたVision Proの大きな特長は、あらゆる体験がユーザーの目の前でリアルタイムに起こっているように感じさせる、2つのディスプレイに2,300万ものピクセルを詰め込んだ超高解像度のディスプレイシステムと、独自に設計されたデュアルチップを備えたカスタムのAppleシリコンを搭載していることです。

ショーケース一覧
 ホロラボでは様々なカテゴリと開発環境で Apple Vision Pro アプリケーションを開発しています。
 このページではその成果をショーケースとしてまとめており、これから Apple Vision Pro に取り組む皆様のアイデアの源泉となることを目的としています。
mixpace【建築】
 BIM/CAD のみえる化ソリューション「mixpace」専用のビューワーアプリです。​BIM/CAD をクラウドサービス経由で簡単に Apple Vision Pro に対応したファイル形式に変換し、空間に表示することができます。
 ​建築での利用例として、建築設計、施工前確認などでの合意形成に利用でき、特にApple Vision Proでは建築設計での模型やモックアップのデジタル化に大きな期待があります。
 アプリケーションは visionOS 用 App Store より無料でダウンロードできます。

■ カテゴリ:建築
■ 制作環境:SwiftUI,Reality Kit
mixpace【土木】
 BIM/CAD のみえる化ソリューション「mixpace」専用のビューワーアプリです。​BIM/CAD をクラウドサービス経由で簡単に Apple Vision Pro に対応したファイル形式に変換し、空間に表示することができます。
 土木での利用例として、設計確認・デザインレビュー・施工前確認などで効率的な合意形成が可能です。Apple Vision Proではビデオシースルーにより、モデルの前後関係がはっきりと表示されるため、壁や天井、床下の埋設物の確認にも活用できます。​
 アプリケーションは visionOS 用 App Store より無料でダウンロードできます。

■ カテゴリ:土木
■ 制作環境:SwiftUI,Reality Kit
torinome【まちづくり】
 Webベースのデジタルツイン基盤システムである 「torinome」 の Apple Vision Pro 対応版アプリです。
 企業や自治体が蓄積しているデータを他のデータと合わせて簡単に可視化し、都市計画や建築計画に活用でき、 Apple Vision Pro の高精細なディスプレイと没入体験によって、いままで以上にデジタル世界を主観的な体験が可能です。

■ カテゴリ:GIS,まちづくり,土木
■ 制作環境:Unity
ROS連携
 Apple Vision Pro とロボット(Nextage)を連携し、Apple Vision Pro から現実のロボットの操作を行うことができます。またPCでシミュレーションを行うこともできます。​

■ カテゴリ:製造,ロボット遠隔操作検証​,ROS
■ 制作環境:Unity
デジタルアーカイブビューワー【建物】
 登録有形文化財 「沖本家住宅」 を中心としたホロラボが手掛けた3DデジタルアーカイブデータをApple Vision Proで閲覧できるようにしたアプリです。 高精細なデジタルアーカイブデータを高精細のまま閲覧できるので、アーカイブ対象の雰囲気や、そこに記録されている歴史(沖本家では銃弾、火災、被災の跡)を詳細に確認できます。
 文化財などのデジタルアーカイブ作成については 空間情報技術部 - SIAR -にサービスのご紹介、 文化財デジタルアーカイブの舞台裏【Hololab Conference 2024】 にSIARメンバーから文化財デジタルアーカイブのご紹介動画がありますので、こちらも合わせてご覧ください。

■ カテゴリ:デジタルアーカイブ
■ 制作環境:SwiftUI,Reality Kit
デジタルアーカイブビューワー【樹木図鑑】
 高精度の地上型3Dレーザスキャナによって計測された点群データを基にホロラボで作成された樹木モデルを鑑賞することができる図鑑アプリです。様々な分野での利用を想定したリアルな樹木を等身大で体験できます。
 樹木モデルのデジタルアーカイブについてはレーザ測量に基づく詳細3D樹木モデルの作成と建設業界に向けた需要と展望【Hololab Conference 2024】にメンバーからの紹介動画がありますので、こちらも合わせてご覧ください。

■ カテゴリ:デジタルアーカイブ,樹木
■ 制作環境:SwiftUI,Reality Kit
デジタルミュージアム
 大阪市立自然史博物館が公開している骨格標本を閲覧できるアプリです。
 高精細なモデルによる実物に近い表現から得られる理解度に加え、キャラクターによる音声ガイダンスもあり本物の博物館にいるかのような体験ができます

■ カテゴリ:デジタルアーカイブ,ミュージアム,体験
■ 制作環境:Unity
Vision Timer
 待ち時間を彩るタイマーアプリです。
 ​設定する時間に応じて、コンパクトに配置して他のアプリと同時に使用できるモードと、部屋全体で楽しむモードの切り替えが可能です。​
 動画ではジュエリーブランドの広告を想定しており、部屋の中いっぱいにジュエリーをちりばめた宝石箱のような幻想的な空間を表現しています。 銀色のオブジェクトは独自のパーティクルシステムで実装しており、Apple Vision Proの標準のパーティクル表示と比較して約10倍の数を表示可能にしています。 周囲の環境をオブジェクトに映し出す表現ができるというVision Proならではの強みも活かしています。
 さらに、群衆シミュレーション(Boids)をパーティクルシステムに適用することで、鳥の群れのような動きを再現しています。 音楽に合わせてイコライザーのように反応する周囲のオブジェクトも見どころです。​

■ カテゴリ:広告
■ 制作環境:Unity
空飛ぶレストラン
 目の前の空間から扉が開き、まるで空を飛んでいるかのような体験ができます。「空中レストラン」から着想を得たコンセプトアプリです。

■ カテゴリ:観光、広告
■ 制作環境:Unity
Spatial Paint【空間ペイント】
 空間に絵を描くことができるデザインアプリです。
 描いた作品をその場で usdz 形式のファイルとして出力でき、AirDrop などで iPhone や iPad へ共有することでモデルを閲覧できます。
 アプリケーションは visionOS 用 App Store より無料でダウンロードできます。

■ カテゴリ:アート, デザイン
■ 制作環境:SwiftUI,Reality Kit
お問い合わせ

Apple Vision Pro に関するご相談やアプリ開発のご依頼などは、下記フォームよりお問い合わせください。

※Apple, Apple Vision Pro, iPad, visionOSは、Apple Inc.の商標です。